"KISOUMA"

[ OLD BLUE ]

インドネシアはジャカルタに拠点を置くデニムブランド。生地・資材はもちろん、製品作成における全ての工程においてこだわりを持ち、その品質から世界中にファンを持つ。デニム生地の開発にも積極的に取り組み、ヘビーオンスデニム など、たくさんの生地を世に送り出している。

 2021年まで、アパレルメーカーとのコラボモデルをやらなかったサムライジーンズ。メーカー間の垣根を飛び越え、今回は「OLD BLUE」と共同で作成しています。

生地にこだわり、素材にこだわり、形にこだわり、、、アパレルメーカーとしてすべてにおいてこだわり抜く、OLD BLUEの姿勢に共感と感銘を受け、今回お声かけさせていただき、実現しました。

コラボモデルを象徴する革パッチとフラッシャーには両ブランドをイメージしたキャラクターが描かれています。対立することもなく、また、何かを取り合い奪うわけでもなく、互いに背をあずけ、 共に協力して挑む様が描かれてあります。そして「AN EASTERN ALLIANCE(東洋の同盟)」というタイトルの掲げ、その大きな絵を描こうとしています。

 

[デニム ]

ヘビーオンスを得意とするサムライジーンズを代表するデニムの一つである「超極21oz」、そして、こちらもOLD BLUEを象徴するデニムの一つである21/23oz ヘビーデニム、通称 ”BEAST” を使用しています。

よく似たウエイトの両生地ですが、そこには両メーカーのこだわりが詰まっており、違いを感じさせてくれます。

サムライのものはご存知の通り、厳選された比較的繊維の長い繊維をもつ綿の糸を、いわゆるザラ織りにて織られてあるため、その柔らかさの中にあるコシと表情が、特徴です。

OLD BLUEの”BEAST”は、その名の通り生地自体のコシが強く、目が詰まっていて、強靭なスラブデニムです。また、サムライのものよりも若干黒みがかった色目をしており、このデニムも日本で特別に作られたものです。

OLD BLUEのタグがつく、右バックポケット、OLD BLUEのアーキュエイトが入るコインポケットに ”Beast” は使用されています。

[アーキュエイト]

革パッチ・フラッシャーと肩を並べ、このモデルの象徴ともいえるアーキュエイト。コラボモデルにふさわしいデザインを採用しています。

 サムライのYAMATOシリーズに使用されているアーキュエイトに、OLD BLUEを象徴するダブルステッチがミックスされたデザインを採用。困難ではありますが、刺繍ではなく、フリーハンドで入れてもらっています。

やや大きさの違う二羽のカモメが "OLD BLUE" を乗せ、共に歩み、羽ばたく姿を描くことで、まさにテーマである「AN EASTERN ALLIANCE(東洋の同盟)」を表現しています。

[ディテール]

まずは、このコラボ用に新たに作成した織ネーム。テーマを掲げた細かいデザインもレーヨンの糸で、可能な限り緻密に再現、デニム同様、経年変化も楽しめると思います。

トップボタンのみに使用されるOLD BLUEのオリジナルボタン。

焼いた銅で表面をカバーしている見た目にもインパクトがありますが、手に取って見てみるとわかるその厚みは重厚感があり、正直こんなボタンは見たことがありません。

サムライの限定モデルではおなじみになりましたが、小ボタンには純金メッキの鉄製松ボタンを採用しています。OLD BLUE BUTTONとは対照的に、こちらは光り輝いておりますが、ドーナツ型でデザインを統一させています。

OLD BLUEの "Beast" のデニムがバックポケットに用いられる右側には、OLD BLUEのユニオンチケットを、超極21ozデニムがバックポケットに用いられる左側には「21oz」のネームが縫い付けてあります。 

 

[シルエット]

サムライでも人気の高いS710XX19ozの形をベースに作成しています。深くも浅くもない股上に細身のストレート。これをベースにポケットなどOLD BLUEのエッセンスを加え、完成しました。

 

今回、快くコラボ企画を承諾していただいたOLD BLUEへは感謝しかありません。おかげさまで両社納得のいく、素晴らしい製品が出来上がりました。

発売は、2022年2月予定。

お見逃しなく!

 

 

January 22, 2022 — SAMURAI STAFF